
【速報】コンサル大手「アクセンチュア」を書類送検 違法な長時間残業の疑い 東京労働局
東京労働局はきょう、従業員に違法な長時間の労働をさせたとして、コンサルティング大手の「アクセンチュア」を労働基準法違反の疑いで書類送検したと発表しました。

人手不足はどの業界でも問題になっていますが、昨今のDXやRPA、ITツールの導入などの業務効率化のしわ寄せが現場担当者にいってしまっている感じですね。アクセンチュア独自の働き方改革「ProjectPRIDE」は素晴らしい試みでしたが5年たって形骸化してしまっていたのでしょうか。やはり制度を整備して運用に乗せてからのPDCAがうまく回っていかないとうまくいかないケースが多いのでしょう。
労働工数の管理を含めたマネジメント業務はコアとなる人材が確保できれば雰囲気も良くなり業績も上がっていくイメージですがここが一番難しいところでもありますね。まずは法律に則り就業規則や36協定など定められた整備や申請はしっかりと行う事が大前提となります。そのうえで会社の風土や人材に即した制度設計が必要になってきます。いきなり完璧なものを作成するのは難しいので、まずはないものをあるようにする。事業場で働く労働者の数が常態として10人以上であれば事業主は就業規則を必ず作成しなければなりません。10人未満であっても就業規則は作成することが望ましいとされています。そこから組織が変わるにつれてアップデートをしていき常に最新の状態に更新していく事が大事です。あれば良いというものでもなく、しっかりと労働基準法に則り適正な中身にしなくてはいけません。最近ではネットからも簡単に就業規則が作成できたりするサービスもあるのでそういったところを利用するのもありだと思います。